●自己ベストを認識する意味とは
今回は自分のベスト記録を書くというとても簡単なテストをしましたが、みんなは何故そのようなテストをするかわかりますか?
それはスポーツというものが自分との戦いだからです。確かに勝敗は相手がいるからこそつくものですが、それはあくまで結果でありそこに至るまでの過程は自分との戦いなのです。
では、自分と戦うというのはどういうことでしょうか?それは“自分の限界”と戦うということです。
常に自分の限界を認識し、その壁を打ち破ることを考えなければ成長などありません。
限界には精神的限界や肉体的限界などがあり、それらに打ち勝つことが強くなるには必要なのです。
しかし、精神的肉体的限界は感覚に頼る部分が大きく曖昧なものです。
その点記録の限界はどうでしょうか?
記録の限界=ベスト記録はとても明確なものです。
常に自分の限界を超える努力をするためには限界がどこなのかわからなければ本当の意味での努力はできないでしょう。
だからこそ自己ベストを把握する必要があるのです。
テストの結果、美咲以外はみんな不合格でした。
みんなも気づいているとは思いますが、ここが美咲の素晴らしいところです。
美咲はトレーニングをする上で常に目標が明確であり、本気でそこに向かっています。
今回点数の低かった他の子たちは目標が明確ではないということです。
反省しこれからのトレーニングに活かして下さい。