11月6日に10ヵ月の長い闘病生活の末、歌手の本田美奈子さんが亡くなられました。
私は彼女のファンだったわけではないのでアイドル時代のわずかなイメージしかありませんでしたが、最近の報道により彼女がとても努力家だったということを知りました。
友人や知人のコメント、またはアイドル時代とは比べ物にならない歌唱力、そして一番心に留まったのは
『チャレンジはチャンス!チャレンジはチャンスなんですよ!』
という彼女の言葉でした。
この言葉を聞き、周りの人が彼女を努力家だと言ったり、歌が単に上手いだけではなく、歌っている時の表情がとても楽しそうに生き生きとしている意味がよくわかりました。
挑戦することによってチャンスは自分から呼び込むことが出来る。
言葉では簡単に言えますが、実践することはとても大変なことです。
しかし彼女は歌うことが大好きで、その大好きな歌を自分が歌い続けるために常に挑戦し続け、チャンスを呼び込み、そしてチャンスを手にしてきたのだと思います。
おそらくあの歌っている時の表情はそんな彼女の生き方からにじみ出ているものなのではないでしょうか。
チャンスは平等にあるなどと思い、ただ訪れるのを待っているだけでは結局何も変わらないと思いますし、充実した人生など送れるはずもありません。
チャンスとは挑戦し続けることにより積極的に自分のチカラで得るものであり、誰かが与えてくれるものではないのです。
先日、本田美奈子さんが『題名のない音楽会』で“つばさ”という曲を歌っている姿を見た時、まさに彼女の生き方そのものを歌っているように思いました。
歌詞の内容や表情などが、夢を追い続け生きている彼女自身を表現しているようでした。
くしくもこの番組が最後のテレビ出演になったそうですが、つばさを見て聴いて私はたくさんの勇気をもらったような気がします。
最近の子どもは冷めているとよく言われますが、輝くような人生を送るためには熱くなり一生懸命に生きることが必要だと思います。
今後機会があれば子どもの夢についても書いてみたいと思います。