コーチングクリニック3月号に東海大の有賀誠司先生が小中学生の筋力トレーニングについて書かれていたのですが、その中に子供の体力低下のデータとして持久力の項目が載っていました。
中学1年女子の1000mのタイムが1985年の4分27秒をピークに下がり始め、2000年には4分52秒まで下がっているというものでした。
ピンとこない人もいると思いますが、15年で25秒も遅くなるというのはとても大きな問題です。
持久力というのは=粘り強さです。
このデータを見て、最近の子供に精神的忍耐力が欠けてきているということにも何かしら影響しているのではないかと感じました。
持久走が嫌いな子はたくさんいるでしょうが、人間は適度なストレスがあるから成長するものです。
ストレスから開放されることばかりが叫ばれる昨今ですが、冬場の持久走やマラソン大会などが少しは子供の成長に意義があるものではないでしょうか。
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参考:KMC陸上クラブの中学1年女子の平均3分52秒(2007年2月11日現在)
※手元にあった7人の記録だけなので偏ったデータです。