『ヒトの皮膚から万能細胞』
11月21日(水)にどの新聞も一面はこの記事だったと思います。
難しい内容なので、わかったようで実はわかっていないのかもしれませんが、ノーベル賞級の研究成果のようです。
今までは受精卵などの生殖細胞からES細胞という万能細胞を作っていたようですが、今回の研究では成人の皮膚細胞をリセットさせることでES細胞に似た性質を持つiPS細胞という万能細胞を作ったという所が大きな違いであり、このことで倫理的なことなど様々な問題がクリアできそうです。
しかし、全く問題が無いわけではなく、京大の研究グループの場合には細胞をリセットさせる時に使用する遺伝子やウィルスがガンとの関連が深いようなので、それらを使用しない方法が今後研究されるのではないでしょうか。
スポーツの世界でもコンタクトスポーツでは脊髄を損傷してしまうことがあり、選手生命だけではなく、その後の人生を大きく狂わせてしまうことがあります。
そのような選手に対しても希望をもたらす素晴らしい研究だと思うので、国を挙げて一刻も早く実用化を図ってもらいたいものです。