KMC陸上クラブ

府中市民陸上競技場を中心に東京都多摩地域で活動している小学生・中学生・高校生対象のジュニア陸上クラブ(陸上教室)です!

TEL.042-426-4161

〒182-0036 東京都調布市飛田給2-42-12-101

スポーツ栄養学 《緑ヶ丘スポーツ公園》

●合宿の栄養管理
合宿恒例となりました自分たちでの昼食買い出しに備え、栄養の基本となるバランスについて『栄養のピラミッド』などを使って学びました。

また、スポーツに必要なエネルギーやたんぱく質、鉄分などについても学びました。
それを基に自分たちの昼食を買い出しに行きましたが、みんなバランスは良かったものの量的に少なかったと思います。
成長期にあるみんなはバランスだけではなく、量も重要になることを忘れず合宿後の日常生活にも活かして欲しいと思います。


スポーツバイオメカニクス 《府中市民陸上競技場》

●重心について考える
陸上競技のフォームを考える上で考慮しなくてはならない要素に“重心”が挙げられますが、意外にこの重心について指導している指導者が少ないのではないでしょうか。

スタートの局面では上体を倒すことで単純に意識しやすいのですが、実は中間疾走でもこの重心が重要なカギを握っています!
しかし、ここで勘違いしてはいけないのが突っ込み走りです。
上体を倒すことで重心を前に崩しているのは重心を意識していることにはなりません。
重心を崩すというのはそんな単純な技術ではなく、もっと繊細で高度な技術です。
とても難しい内容だったので、またの機会に時間をかけて詳しく勉強しましょう。


トレーニング論 《府中市民陸上競技場》

●スタート局面に活きるトレーニング
前回スタート時の力を伝える方向性についてみんなに考えてもらったので、今回は実践編として普段行っているトレーニングをそれぞれ力の方向性を考えて行ってもらいました。

結果的に一つ一つのトレーニングが競技のどの局面に活きるものなのか、またその力の加え方はどの方向に加えるべきなのかという基本的なことが理解できていませんでした。
これではトレーニング効果も半減です・・・
いつも言っているようにトレーニングは頭を使って行うと効果が増すので、必ず自分の競技と結びつけて行うようにして下さい。


スポーツバイオメカニクス スタート編 《府中市民陸上競技場》

●スタート局面の動き
短距離選手のスタートというのは中間疾走とは全く違う脚の運びをしなければなりません。
ということは筋トレも中間疾走用の筋トレとスタート用の筋トレの両方をしなければならないということになります。

スタート練習をたくさんしているけどスタートが上手くならない人って身近にいませんか?
そのような人はスタート練習をする前の準備段階として、スタート用の筋トレを行うと必要があるのです。
そうすれば特異性の原則でスタートの苦手な人も克服出来ます!

今回はまずスタートの脚の運びを覚えてもらうために力を伝える方向性についてみんなに考えてもらいました。
中学生には難しいようでしたが、無駄な力を使わないためにも力を伝える方向を理解しましょう。


トレーニング論 《秋留台公園陸上競技場》

アスリートデイキャンプ
昨年北麓公園で行ったデイキャンプによりみんなが飛躍的にレベルアップしたので、今回も更なるレベルアップを図るために秋留台公園にてデイキャンプを行いました。

●腹筋の必要性とは
みなさんは陸上選手が何故腹筋を鍛えるかわかりますか?
『体幹を強化してブレない体を作る』
と答える人がおそらく多いと思います。
しかし腹筋というのはもっと機能的に使えると私は考えています。

腹筋の筋トレは何種類行っていますか?
『3~5種類位』という人が多いでしょう。
しかしそれでは私の考える機能的に腹筋を使う走りには繋がりません。
単純に考えても腹筋は一種類ではないのですからトレーニング種目数を増やすのは当たり前です。
そして機能的に使おうと考えたら尚更のことです。

上記のようなことを理解してもらいたいので、まずは自分達が行っている腹筋の筋トレについてどのような効果があるのか各種目ごとに全て考えてもらいました。
結局は答えが出せませんでしたが、それだけ何も考えずに普段トレーニングを行っているということになります。
トレーニングは強い意識が必要なので、しっかり頭で理解し意識しながら行いましょう。

スポーツバイオメカニクス スタート編 《秋留台公園陸上競技場》
●スタートで差をつけるためには
短距離のスタートはとても複雑な動きです。
しかしその割にはあまり工夫がされていない部分だと思います。
そこで新たな技術を2つ教えました。
力というのは体の使い方一つで出力が大きく変わります。
2つ教えたうちの1つはとても簡単なので、すぐに実践しましょう。
もう1つはとても難しい技術ですが確実に差を付けられるので、しっかりと頭で理解して技術を習得しましょう。

この二つ目の技術は長距離選手がスタートで無駄なく加速するためにも応用できます。
体力を消耗することが防げるので必ずできるようになりましょう。


スポーツ生理学 《府中市民陸上競技場》

●筋収縮の種類と筋肉痛
昨日の続きで筋収縮の種類と筋肉痛の関係について勉強しました。
今まで筋収縮の種類と筋肉痛との関係など考えてもいなかったと思います。
これを理解すれば筋肉へ無駄なダメージを与えることも減るので、忘れないようにしましょう。


スポーツ生理学 《府中市民陸上競技場》

●筋収縮の種類
今までは体の動きを外から見て勉強することが多かったのですが、今回はちょっと難しい体の中で起きていることについて勉強しました。

まず、参考までに筋肉の収縮にはどのようなものがあるか、以下に簡単にまとめておきます。
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■等尺性収縮(アイソメトリックコントラクション)
■等張性収縮(アイソトニックコントラクション)
 О 短縮性収縮(コンセントリックコントラクション)
 О 伸張性収縮(エキセントリックコントラクション)
■等速性収縮(アイソキネティックコントラクション)

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しかしこの全てを勉強しても理解するのは難しいので、今回はトレーニングを行う上で最低限覚えておいて欲しい短縮性収縮と伸張性収縮について勉強しました。
ほとんどの筋トレはこの筋収縮で行われています。
簡単に説明するとダンベルを手で持ち上げる時は短縮性収縮、下げる時は伸張性収縮になります。
短縮性収縮と伸張性収縮の特徴を生かすためにも、今後は他の筋トレを行う時もしっかり意識しましょう。


スポーツバイオメカニクス スポーツ全般 《府中市民陸上競技場》

●天才的なスポーツ選手とは part2
2004年にも天才的なスポーツ選手について勉強しましたが、今回はより具体的な実例を出して勉強をしました。

みんなはイチロー選手の本当の凄さをどれだけ理解していますか?
イチロー選手が凄い選手だというのは成績を見ればわかります。
しかしその本当の凄さは体の使い方にあるのです。
イチロー選手が最初から自然に今のような体の使い方をしていたかどうかはわかりませんが、もし生まれつき出来ていたとしても同じ人間であるならば体の使い方をトレーニングによって覚えることも可能です。
実はイチロー選手に限らずスポーツ界で天才と呼ばれている人は同じような体の使い方をしているのです。
複雑な動作ほど若いときにクセ付ける必要があるので、アスリートのみんなは今回学んだ動きを日常でも意識していきましょう。


コンディショニング 《府中市民陸上競技場》

●自主トレを考える
昨年の12月に美咲が行っている自主トレを実際にみんなで行ってみて感想をまとめてもらいましたが、今回はその勉強で学んだことを基に友枝の架空自主トレメニューの良い点悪い点をまたみんなで考えてもらいました。
※架空自主トレメニューとは、ともえが実際には行っていない私がこの課題のためにだけ考えた自主トレメニューです。

前回の勉強会でちゃんと理解できていた子と、そうでない子の差がここではっきりしました。
トレーニングを行う上で“個別性”がとても重要だと前回学んだのに今回も自分の視点でしか考えられない子がほとんどでした。
自主トレというのはトレーニングを行う個人の特性を考えて組むものです。
一般的にどうだとかそんなことは全く意味が無いことです。
分かりやすく言うならばオリンピック選手に一般的なトレーニングをさせてもそれはほとんど意味が無いということです。

高橋尚子選手が標高3000mを越える高地でトレーニングを行い金メダルを取りましたね。
あれは高橋尚子選手だから小出監督もやらせたのでしょう。
まずはしっかり自分を理解することが重要です。
自分の長所短所をもう一度見つめ直してみましょう。


個人研究 《府中市民陸上競技場》

●レポートの感想をまとめる
今回は一般コース小学5年生の采果が一年かけて研究した大切なレポートを借りて勉強しました。
レポートの内容は心構えからスプリント技術、そしてウォーミングアップやリレーのバトン技術などです。
写真やイラストも挿入してあるためにとてもわかりやすく、5年生がまとめたとは思えない充実した素晴らしいものでした。

アスリートのメンバーにはこのレポートを読み思ったことや感じたことをまとめてもらいました。
みんながこのレポートから何を感じ取ってくれるのかとても楽しみにしていたのですが、一番感じて欲しい部分について触れていた子は少なかったように思います。
私がこのレポートを読んで一番印象に残ったことは充実した内容の素晴らしさよりも“明確な高い目標”です。
この明確で高い目標こそが陸上に取り組む姿勢や精神的な強さを生み、そしてこれだけのレポートをまとめ上げるパワーになったのだと思います。

アスリートのメンバーがこれだけのレポートをまとめられますか?
もし自分にはまとめられないと思ったら、それはきっと目標が不明確であったり、目標としているものが采果よりも低いということでしょう。
これからの采果が陸上選手としてどのように成長していくのかとても楽しみです。
この気持ちが持続できればきっと大きく飛躍するでしょう。


2005年 アスリート年末テスト 《府中市民陸上競技場》

●一年の総まとめ
昨年に引き続き一年間勉強してきたことの理解度を試す筆記テストが12/27に行われました。
平均点は58点、合格点の80点に達した人に関しては一人もいないというひどい結果になってしましました。
今年は範囲が広く難しいのは確かですが、答えられなければいけない簡単な問題を間違えている人が多かったように思います。
問題として出している部分はトレーニングを行う上で最低限理解していなければならない部分がほとんどです。
点数が低いということはトレーニングを行う上で損をしていることになります。
翌日28日は自分たちで間違ったところを復習しました。内容の濃いトレーニングを行い、強い選手になれるよう学んだことはしっかり頭にたたきこんでおきましょう!


コンディショニング 《府中市民陸上競技場》

●自主トレを考える
強くなるためにはチーム全体で行う練習だけではなく、自宅での自主トレが必要なのは誰でもわかることです。しかし“何をするか”で結果は良くも悪くもなるのです。

現在自主トレをしている人は何を考えてメニューを組んでいますか?
ただ単に腹筋しておけば良いだろうとか、有名選手がこんなことをしていたとか、雑誌にこんなことすると良いと書いてあったとか、そんなことでメニューを組んでいませんか?
もしもそうならば早目に考えを改めましょう。

監督やコーチが選手を指導する時にはある方向性を考えて指導します。
個別性や特異性の原則にのっとり強化方針を考えていますし、一年の中でも季節もしくは月単位でも内容は違うものです。
そのような時に選手が監督コーチと違う方向性の自主トレをしていたらどうなりますか?
結果が出ないのは当たり前です。

そこで今回はみんなにどれだけ考える力があるのかを試すため、美咲の自主トレメニューを実際に全員で行い良い点悪い点をあげてもらいました。
とても簡単な課題と思っていましたが、ほとんどの子が的外れな意見ばかり・・・。
わからない子というのは自分が強くなるために何が必要か常日頃考えていないということです。
ただ単にチームの練習に来て、全体のメニューをこなして帰る。
そんなことをしていたら良い選手になどなりません。普段から考えてトレーニングをするという習慣をつけましょう。